安くて強い超おすすめアイテム「アデッソ 振動アラームクロック MY-106」レビュー

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みなさん、目覚まし時計は何を使っていますか?おそらくスマホで済ませている人が多いのではないでしょうか。でもそれ、本当に起きられますか?

というわけで、今回は超おすすめアイテム「アデッソ ブルブル・クラッシュ 振動アラームクロック MY-106」をご紹介します。数年前から使っていて、最近ホテルに忘れたので2個目をおかわりしたのですが、これ、本当に良いんですよ。

そもそも「アデッソなんてメーカー知らないよ、どこ?」という人が大半かと思いますので軽く触れておくと、実は日本のメーカーです(製造は中国)。1990年代に創業された比較的新しいメーカーで、ちょっと変わった置き時計を得意としています。今回紹介する製品のような振動目覚ましのほかにも、スマホのワイヤレス充電機能が付いていたり、デジタルフォトフレームが付いていたり、カタログを眺めると個性的な置き時計ばかり。なかなか面白い会社です。

確実に起きられる目覚まし時計を作るには音以外で起こさないとダメだ、というのはもうお気付きの人も多いでしょう。ひたすら音量を上げて叩き起こすパワー系のアプローチもないわけではありませんが、日本のうさぎ小屋では非現実的。パズルを解かないと止まらないアラーム(=アラームを止める過程で脳を起こす)とか、各社さまざまな趣向を凝らしています。鉄道会社などの不規則な時間に起きなければならない業務の現場では空気の力で体を持ち上げて物理的に起こすようなすごい目覚まし時計(というか起床装置)も有名ですね。

あの空気式の希少装置はとても高価なので手が届きませんが、一般家庭で取り入れやすい「音」以外のアプローチは「光」と「振動」でしょう。光で起きるのは場所や設置方法を選ぶので、私は振動を選びました。

振動式の目覚まし時計はこういう形が一般的

振動式の目覚まし時計もいろいろあって、大体は普通の置き時計と枕の下などに入れるための振動装置を有線で繋いだものが多いです。ちょっと邪魔になりそうですし、5,000円~10,000円弱とちょっと高め。私がリピートしているMY-106は何が良いかって、「コンパクト」かつ「使い勝手が良い」、そして「安い」んです。

まず、MY-106は直径90mm×高さ32mmの小さな円盤型。アラームをセットしたらまるごと枕の下に放り込めば良いので使いやすいですし、そもそも家で使うだけのつもりで買ったのに、あまりの良さに旅先にも気軽に持っていくようになりました(だから失くして買い直す羽目になったのですが)。

コンパクトさと見やすさを両立できる賢い構造になっていて、画面部分だけ本体から引き起こせるので、卓上に置いてもちゃんと置き時計として見やすい角度にできます。アラーム以外の操作(時刻合わせなど)に使うボタンは画面と一緒に収納されるため、枕の下に入れたときに誤操作が起きることもありません。唯一惜しい点は液晶の視野角が狭く、特にバックライト点灯時はまったく見えない角度が存在します。

スマホのアラームアプリでも振動機能のあるものはありますが、やはり専用品は力強さがまったく違います。上の写真で、2本の電池の間にゴツい金属パーツが見えますね。これがブンブン回って振動を起こすので、振動アラームとしては小柄といえど、やはりスマホの豆粒のようなバイブレーターとはパワーが比べ物になりません。

アラームの動作は「音だけ」「音+振動」「振動だけ」の3パターンを選択可能。音+振動にしておくのが一番強力だと思いますが、同居人を起こさず自分だけ早起きしないといけないなんて場合は振動だけにもできて便利そうですね。

置き場所は自由で、枕の下や布団の中など体に直接振動が伝わる置き方が基本。あえて机などの上に置いて振動させると反響して、機械的なアラーム音より気付きやすかったりもします。色々試してみると良いでしょう。

確実に起きられる振動機能、どこにでも持っていけるコンパクトボディ、そして画面を起こせばちゃんと卓上時計としても使えます。どこを取っても素晴らしい製品で、もはや手放せません。これだけよくできた製品なのに2,000円ちょっとで買えてしまいます。別体型の高価な機種の下位互換ではなく、この機種だからこその使い勝手の良さもあり、ひとつ持っておいて損はないアイテムです。

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