【東京・錦糸町】日本で唯一のひやむぎ専門店「特撰ひやむぎ きわだち」

メシ

“日本で唯一のひやむぎ専門店”――そんな興味をそそるお店の存在をたまたま知り、これは行かなければと3月初旬に訪問してきました。

錦糸町駅北口から徒歩9分。繁華街の喧騒を離れて少し落ち着いたエリアにあります。路地に溶け込み見逃してしまいそうな控えめな店構えで、席数はカウンター6席。通がこっそり通う名店といった佇まいですね。

メニューはこんな感じ。ひやむぎ専門店とはいえ温かい麺やもつ丼もあり、通年楽しめます。天ぷらや日本酒もあり、お蕎麦屋さんのような感覚で使えそう。コースメニューもあり、夜なら予約も可能です。

この日は昼営業の終わり頃に入り、前のお客さんに釣られて合盛り(細麺&平打ち麺)とスジハラミ天盛り合わせをいただきました。

お一人で切り盛りされている店ですが、鮮やかな手際で次々と調理されていきます。まずは揚げたての天ぷらから。ジューシーでやわらかいスジハラミ天が絶品でした。

正直なところ、そうめんとひやむぎの違いすらぼんやりとしか知らなかった私。麺を細く伸ばして作るのがそうめん、薄く延ばした生地をうどんのように切って作るのがひやむぎです。店主さんは蕎麦屋で修行されていたそうで、そこではひやむぎも出していたとか。ひやむぎ“も”出す蕎麦屋はあっても、専門店はどこにも存在しなかったそう。

こだわりの自家製麺は、全粒粉入りで香り豊か。途中、サービスで比較用に市販の乾麺のひやむぎを一口分出してくれましたが、あの「夏に家で食べるのどごしメインの麺」とは麺の存在感が圧倒的に違うことを再認識。本格的な別次元のひやむぎを知ってしまって後戻りできなくなったところで、それは日本中探してもおそらくここにしか存在しないのがニクい。

オンリーワンの道を開拓している方ですから麺にかける情熱は並ではなく、柔らかな物腰から真剣さが垣間見えるトークはつい聞き入ってしまいます。後から店主さんのnoteを読んで知ったのですが、脱サラ組でITにも強い方の様子。思い返せばたしかに、店内のQRコードから読める食べ方の解説やお品書きなどのコンテンツがトレンドのノーコードツール「Adalo」で作られていて「おっ」と思いました。

日本唯一の専門店という響きからは硬派なキャラクターを想像しますが、実はバレンタインには「ココア切りひやむぎ」、今の時期なら「桜切りひやむぎ」など尖ったこともやっています。それをPR TIMESなどで積極的に発信している今時のビジネス感覚もあり(実は私もそこから知りました)、何かの拍子にバズって注目が集まることも大いにあり得るのではないかなぁと思っています。ここを起爆剤にひやむぎブーム、ひいてはひやむぎの地位向上なんてことになったら実に愉快ですね。

個人的オススメ度

☆☆☆☆☆:味、雰囲気、もっと話を聞きに来たくなるお人柄。どこを取っても素晴らしい上、「日本で唯一のひやむぎ専門店」という体験価値も大。ぜひ一度は行っておくべきお店です。

店舗情報

店名:特撰ひやむぎ きわだち
場所:〒130-0012 東京都墨田区太平1-22-1 ソラナ錦糸町102
営業時間:12:00~15:00 / 18:30~22:00
定休日:火曜日、水曜日
リンク:公式サイト

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