世にはびこる「てめー絶対行ったことも撮ったこともねえだろ??」と言いたくなるいい加減な「××のフォトスポット○選」みたいなゴミSEO記事に業を煮やし、実際に足を運んでシャッターを切った場所だけを紹介する本コーナー。今回は谷中銀座(東京都)の「夕やけだんだん」からお送りします。
今回の撮影場所
日暮里駅の西側に少し歩くと、「谷中銀座」と呼ばれる1950年代から続く昔ながらの商店街があります。東京三大銀座なんて言われている戸越・十条・砂町よりは知名度は一段劣るかもしれませんが、下町オーラを残しながらもおしゃれなお店がチラホラ混ざっていたり、猫の街として知られていたり(と言っても今はもうほとんど野良はいません)雰囲気は負けていません。
カメラを片手に歩く人も多いこの街で、特に一番有名なスポットが「夕やけだんだん」。言ってしまえばごくありふれた階段なのですが、駅側からメインストリートにかけて西向きに下っていく階段で、その名の通り夕暮れ時には実にエモーショナルな光景が見られます。
こんな写真が撮れます
以下、実際に現地で撮ってきた写真を掲載します。Flickrにフルサイズでアップロードしたものを埋め込んでいるので、じっくり見たい方はリンク先で。ブログの更新を待たずに次回の写真を早く見たい方はFlickrのフォローもしてくれるとうれしいです。
夕焼けって撮るの難しいですよねぇ。ヘタに一眼で撮るより、HDRなどの画像処理で勝手にいい感じにしてくれる最近のスマホでついでに撮った写真のほうがぶっちゃけきれいなぐらいです。
肉眼で見ていい感じに暮れてくる時間と写真にしてそれっぽく見える時間はだいたい20~30分ぐらいズレるので(写真映えする時間帯のほうがイメージより遅い)、暦の上での日没時刻を過ぎてからです。
横向きのほうがいいかな?と一応試してみた一枚。うーん、やっぱ縦かな。個人的にはちょっと明るくしすぎて失敗かなと思っています。
撮影機材や設定はFlickrの方でExif情報を見てもらえればわかりますが、ボディは「Nikon Z fc」、レンズは「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」です。あくまで作品ではなくフォトスポット紹介用の写真なので、誰が行っても同じように撮れる再現性を重視して完全に撮って出しのまま掲載しています(プリセットの色合いは弄っていますが)。
上2枚はお店の暖色系の明かりの賑やかさを残したくて明るめに振っていましたが、空の色合いを重視するならこんな感じでアンダー気味にしてもいいですね。
おまけ
先述の通り、谷中銀座は「夕やけだんだん」以外もフォトジェニックな街です。日が落ちるのを待ちながら撮った写真もおまけに何枚か添えておきます。すべて階段下のメインストリートの中で撮ったものです。