ガラス張りの宇宙船「東京国際フォーラム」【作例付きフォトスポット紹介】

カメラ

世にはびこる「てめー絶対行ったことも撮ったこともねえだろ??」と言いたくなるいい加減な「××のフォトスポット○選」みたいなゴミSEO記事に業を煮やし、実際に足を運んでシャッターを切った場所だけを紹介する本コーナー。今回は東京国際フォーラムからお送りします。

今回の撮影場所

有楽町駅前、ビックカメラのお隣にある「東京国際フォーラム」。イベント会場としてもそこそこ使われていますが、多くの人が思い浮かべるのは大ホールが入っている棟じゃないほう、ガラス張りの特徴的な建物ではないでしょうか。カメラ好き・写真好きにもかっこいい写真が撮れるスポットとして人気のある建物です。

でも私、8年もカメラやってるのに意外とここで写真撮ったことなかったんですよね……いや、目の前は散々通っていましたし、外からは撮ったことあるんですよ。でも、そんなカジュアルに中に入っていいとは思っていなかったというか。

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上の写真は数年前に借り物のGFX 50Rで撮ったもの。あまり被写体としては見られていないホール棟のほうも、よく見るとけっこうかっこいい造形してるんですよ。

こんな写真が撮れます

以下、実際に現地で撮ってきた写真を掲載します。Flickrにフルサイズでアップロードしたものを埋め込んでいるので、じっくり見たい方はリンク先で。

今回の使用機材は、ボディが「Nikon Z fc」、レンズは「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」です。あくまで作品ではなくフォトスポット紹介用の写真なので、誰が行っても同じように撮れるように再現性を重視し、JPEG撮って出しで掲載しています(ただしプリセットの色合いは少し弄っています)。

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東京国際フォーラムのガラス張りのほうの建物には、「ガラス棟」というそのまんまな名前が付いています。もう片方のホール棟は違って、こちらは小規模な会議室がメインの構成なので、用事があって入ったことがあるという人は少ないのではないでしょうか。建物の大半が吹き抜けに費やされていますし、贅沢な建物ですよね。

上の写真のようなリフレクションを取り入れた構図は7Fで撮れます。タネを明かすと、吹き抜けの落下防止柵がガラスで出来ているので、手すりにグッと寄って撮ればお手軽にこういう水面の反射のような表現ができるのです。

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なんか今回は縦構図ばかりですみません……バシッとかっこいい構図を作りたいときの手癖になってしまっています。裏を返せば、屋内撮影というイメージとは裏腹に、縦横を使い分ければ広角レンズを持っていなくても案外戦えるスポットです(今回なんて換算42mmの単焦点一本勝負ですし)。

全面ガラス張りでこれだけ大きな吹き抜けを設けているだけでも贅沢ですが、天井や通路の造形も凝っているのでどこを撮っても映えます。

ガラス棟の中で写真を撮るなら、最上階の7Fまで一旦上がってから降りていくのがおすすめです。エレベーター(分かりにくいけど裏にあるんです)で7Fに上がり、真面目に会議で使っている人は絶対通らないであろう長~いお散歩用スロープを降りながらお好みのアングルを探すと良いでしょう。

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