手軽にいい感じの物撮りができる背景紙セットがロフトにあると聞き、試しに買ってきました。ロフト限定(レイメイ藤井製)の「STUDIO BOOK」という製品です。
「物撮りのクオリティを上げたい」なんて一昔前ならプロにしか関係ない話だったでしょうけれど、最近は割と多くの人に潜在的なニーズのある話になったのではないでしょうか。買ったものの写真をSNSに上げたり、フリマアプリに何かを出品したり……ある程度ちゃんとした見せ方で物を撮りたいシーンってそこそこありますよね。
でも、本気で物撮り環境を整えようと思うと、それなりに場所もお金も必要です。私も以前はライト付きの1辺60cmぐらいある大きな撮影ボックスを導入したり、背景とビデオライトを常設したりしていましたが、今の家は場所がなくてそこまでは出来ていません。
このSTUDIO BOOKは、大きめのスケッチブックのようなものに5色の背景紙が入っており、必要なときだけ開いて簡易的な物撮りスペースを作れます。お値段は1,980円。
カラーバリエーションの異なるクール、パステル、マーブル、キャンバスなどのセットがあり、私が購入したのは無難に使いやすい色が入っていそうなクール。ホワイト、グレー、ブラック、ベージュ、ブラウンの5色入りでした。
私の場合はこのブログ用のガジェット系の物撮りが多いので白黒グレーぐらいしか使わないと思いますが、コスメとかアクセサリーとか撮るなら肌色っぽいベージュのページもそこそこ使えそうな気がします。クールという割に寒色系がなくベージュやブラウンがあるのはちょっと裏切られた感も。
店頭ではビニール袋で保護された状態で売られており中身が分からないので、表紙に色見本でも付けてほしいところです(一応、自由に開いて確認できる見本がパステルだけ用意されてはいたのですが)。
畳んだ状態ではA3サイズですが、各ページを開いてA2サイズにできます。広げればある程度大きな物にも対応できるのはもちろん、90度開いて壁などに立てかければ高さのある物も撮れますね。
当然これだけでは照明の問題は解決しませんが、パッと開いてどこでも使える機動性を生かして、窓際やベランダで自然光を活かして撮るといいんじゃないかと思います。
A2サイズで使うと折り目が邪魔になるので、基本的にはA3サイズに収まる程度の物向きです。A3ということは420×297mmですから、スマートフォン程度の大きさなら余裕。俯瞰構図に限ればモバイルノートPCぐらいまでは撮れるでしょう。
部屋の照明+窓からの自然光(晴れ・午前中)で軽く1枚撮ってみました。手抜き環境の割には案外良く撮れていませんか?
「色画用紙5枚で1,980円は高い」と思われる方もいるでしょうが、紙質や大きさを考えるとバラで買ってもそこそこの値段にはなってしまうはずなので、扱いやすいパッケージングでこの値段なら悪くないと思います。そもそもただの紙として売っているだけではこういう使い方にたどり着けない人も多いでしょうしね。