初代G-SHOCKの見た目でフル機能の最強モデル「GW-M5610U-1JF」レビュー

モノ

フルメタルだったりカラーオーダーだったり、G-SHOCKはすでに何本も持っているのですが、うっかりまた買ってしまいました。しかも、一番持っていて足りているはずのオリジンを。

今回買ったのは「GW-M5610U-1JF」というモデル。初代G-SHOCK「DW-5000C」のカラーリングを踏襲したTHE G-SHOCKという感じの見た目で、主要機能をほぼ網羅した売れ筋機種です。

2021年7月に発売され、実売価格は2万円弱。GW-M5610Uには文字盤をブラックでまとめたシックなカラーバリエーションや、通常のウレタンバンドではなくマルチコアバンドを採用したモデルもあります。私は初代カラーのオリジンをやはり1本は手元に置いておきたかったのと、マルチコアバンドの見た目があまりピンとこなかった&やっぱりウレタンバンドのフィット感が好きなので、このモデルを選びました。

見た目は改めて説明することが何もないぐらい、ごく普通にイメージされる通りのG-SHOCKですね。スクエアというか八角形というかのケースに、おしゃれな反転液晶ではなく視認性重視の実用的な通常液晶。

赤い枠がチャームポイントで、これがあるのとないのではだいぶ印象が異なります。ごちゃごちゃとした文字盤のマーキングが、80年代的な未来感にあふれていて素敵です。

G-SHOCKは大きくて厚いと思い込まれがちですが、5000/5600シリーズは意外にコンパクト。そこに安価な時計とは思えない印刷精度で情報量の多いマーキングが入ることで、ギュッと詰まった独特の存在感が演出されます。たしかにオールブラックモデルのようなすっきりしたフェイスもかっこいいのですが、こういう「いかにも」なモデルのほうが物の良さは感じられると思います。

ベゼルの「G-SHOCK」「PROTECTION」の文字に塗料が流し込まれているのも、そうでないカラーと比べるとだいぶ締まって見えてチープさが軽減されているように感じます。

見た目の魅力ばかり語ってしまいましたが、GW-M5610Uの中身は現代のG-SHOCKとして進化を遂げており、非常に実用性の高い道具です。

液晶の周りをよく見ると、電池式のモデルならマリオのブロックみたいな柄が入る部分がソーラーパネルになっています。すべてのG-SHOCKに共通する「どんなにハードな使い方をしてもまず壊れない耐久性」に加え、ソーラー発電、電波時計(世界6局)に対応することで「電池切れで止まらない」「いつでもどこでも正確な時刻を示してくれる」という2つの意味での信頼性が高まり、道具としてはこれ以上ない進化を遂げています。

あえて対応していない機能を挙げれば、Bluetoothによるスマートフォン連携はありません。最近ではGA-B2100など、ソーラー+Bluetoothで電波時計は省略という機種も出てきていますが、個人的には(時計もスマートフォンも複数持っていて面倒というのも込みで)いちいちスマートフォンに繋いで時間を合わせるなんて面倒なことはしたくないので電波派ですね。

初代デザインに電波ソーラーという鉄板の組み合わせはずっと前からあり、2021年登場のGW-M5610Uよりも一世代前、2012年登場の「GW-M5610」の時点でマルチバンド6+タフソーラーになって機能的には完成されています。

GW-M5610とGW-M5610Uの最大の違いは、昔ながらの青緑のライトから現代的な白色LEDになったこと。雰囲気を重視するならGW-M5610のほうが好きな人も多いかもしれませんが、視認性の高さや省電力化による点灯時間の延長(3秒)を考慮すると、やはり実用性で選ぶなら新型でしょう。


私はフルメタルG-SHOCK(GMW-B5000)も持っていて、機能的にはそちらも全部入りなのですが、あれはG-SHOCKの中ではちょっと異端なファッションアイテムです。G-SHOCKを名乗るだけの耐久性はちゃんとあるにしても、負担や邪魔にならずに長時間着けられて気兼ねなく酷使できるようなものではないんですよね。

GW-M5610Uを買い足してみて、最強のツールウォッチとしてのG-SHOCKとはかくあるべきということを再認識しました。

見た目は往年の名作のままでも単なるリバイバルアイテムではなく、当時のコンセプトと今も向き合い続け、現代の技術で高められる部分はどんどんブラッシュアップされています。見た目で選んで休日の都会で大事に使ったっていいし、性能で選んでアウトドアで使い倒したっていい。どう使っても損はしない逸品ですよ。

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