辛い麺好きが蒙古タンメン中本(冷し味噌ラーメン)に初挑戦

グルメ

行く先々で担々麺屋を探しては手当たり次第に開拓しているぐらいには常日頃辛い麺ばかり食べている私ですが、おそらく日本一有名な辛い麺の店、「蒙古タンメン中本」には行ったことがありませんでした。

怖気付いたわけではなく単純にああいう系統の店に興味がないだけなのですが、まあ一回ぐらい行ったことがないと示しがつかないなということで、試しに行ってみることに。

土曜日の昼下がりに、比較的混まないと聞いた高田馬場店を訪問。10人待ちで並び始めてから料理が出てくるまで30分強といったところでした。

並んでいる間にシンキングタイム。主要なレギュラーメニューの中では、辛さ的には蒙古タンメン<<<北極ラーメン<冷し味噌ラーメンという関係です。

辛いものが好きで何度も通ってレベルアップしていきたいなら一番人気の蒙古タンメンがスタートライン、あまり辛すぎるものが得意でない人(そもそも積極的には来ないだろうけど同伴者とか)は味噌タンメンが良いっぽい。私は中本ってどんなもんじゃい、というのを一発バシッと体験しておきたいだけなので、果敢に最初から冷し味噌ラーメンに挑戦します。今日は暑いですしね(適当)。

メニュー名にラーメンと付いてはいますが、このメニューはつけ麺スタイルで提供されます。麺は冷やして締めてあり、つけ汁は温かいので、要はひやもりのつけ麺ですね。

提供時には味噌の香りを感じましたが、食べてみるとほぼ存在感なし。シンプルに唐辛子の辛さが主体の汁です。何口食べ進めても最後までジャリっと大量の赤い粒が麺についてくるぐらい、これでもかと唐辛子がブチ込まれています。

辛さ○倍などのオーダーをしない通常メニューの中では一番辛いメニューということですが、たぶん体感的には熱い北極ラーメンより冷し味噌ラーメンのほうが楽なんじゃないかなと予想。苦戦するような辛さではないですね(という世迷い言をバカ正直に受け止めてはいけません)。

6分ほどであっさり完食しました。写真は麺の器で、もちろん完飲したわけではありません。タイムを競っていたわけではなく、こういうのは勢いで押し切らないと、止まったら負けですからね。

辛いものを食べ慣れていない人はやりがちですが、途中で水を飲むのはむしろキツくなるだけなので経験上良くないです。北極や冷し味噌などの辛いメニューほど具が少なく安全地帯がないという点も上級者向けかもしれません。

初中本の感想としては、まあイメージ通りでした。ひたすら辛くしただけのうまくもない激辛料理って、せいぜいウェイウェイふざけて楽しむか「俺あれ完食したぜ」ってイキるぐらいのコンテンツとして消費されるしかないというか、食う意味ある?と思ってしまうんですよね。

それに、カルトじみた熱烈な信者がいる店というのもあまりお近付きにはなりたくありません(黄色い看板とか)。往々にして店側も勘違い・暴走しがちですし、味と関係なくイヤ~なコミュニティだけが育っていきますし。

とりあえず当面行くことはないと思いますが、「食わず嫌いじゃねーから、登頂した上で言ってるから」という手札を得る目的は果たしました。ただ、中本ですら言うほど激辛とも思わず軽くクリアできるほど耐性が付いてしまっていたのは誤算でしたね……。

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