【東京・高田馬場】カリッと焼いた麺×ベジポタの個性派ラーメン「焼麺 劒」

グルメ

ラーメン屋は星の数ほどありますが、その中でもオンリーワンな個性を持ったお店には自ずと足が向きます。今回は、東京・高田馬場にある「焼麺 劒」(つるぎ)に行ってきました。

JR/西武/東京メトロ東西線「高田馬場」駅から東に徒歩5分ほど。住宅街っぽいエリアに突然現れるお店ですが、ラーメン好きの間での知名度は高いようです。

初代店主が事故で若くして急逝し、お弟子さんがそれでもこの味を残したいとクラウドファンディングを経て2021年に復活させたばかり。高田馬場本店のほかに、三郷にもう1店舗あります。

平日の14時過ぎに訪問すれば待たずに入れました。並びなし・着席済みの先客なしでも提供まで15分ほどかかるので、仕事中のランチタイムなどの訪問は厳しいかも(麺をカリカリに焼くため仕方ないのです)。

待ち時間にはすり鉢が出され、カツオ節を好みの細かさにしながら焼麺を楽しみに待ちます。

今回は看板メニューの焼麺に、目玉焼きをトッピングしてみました。ラーメンに煮卵でなく目玉焼きは珍しいですよね。麺も含めて、ラーメンとはまったく別の料理というぐらいビジュアルのインパクトがすごい。

ご覧の通り、一旦茹で上げた麺を鉄板でカリッと焼いてあるのが最大の特徴。焼麺に組み合わされたスープは豚骨とじゃがいもがメインのベジポタ系。どろっと濃厚だけどくどくはない、そんな感じ。待ち時間に粉末化させておいたカツオ節を入れると濃厚魚粉系のようにガラリと変わるので、これは中盤~終盤まで味変アイテムとして温存しておいた方が良いかと思います。

未知の料理すぎてどう食べていいのか迷いましたが、麺は丸く平らに広げた状態で片面だけを焼き上げてあるので、裏側は元の食感のまま残っています。適当にほぐしながら麺をすすってみたり、パリッと焼かれた部分をスープにひたしてかじってみたり。本来の姿はちょっと太めのモチッとした麺です。

実際にはその2段階だけではなく、食べ進めるうちに「焼き」の部分がスープに沈んで馴染んだりもしますから、グラデーションのようにさまざまな食感を体験できて最後まで飽きません。どの表情の麺にも、先述のベジポタスープがまたよく合うのが見事。オンリーワンな焼麺、これからもぜひ継承していってほしいですね。

個人的オススメ度

☆☆☆☆★:きっとここでしか食べられない「焼麺」という新感覚のラーメン。遺志を継ぎ味を守る方々に感謝しつつ、一度体験する価値はあります。

店舗情報

店名:焼麺 劒(つるぎ)
場所:〒196-0075 東京都新宿区高田馬場2-6-10
営業時間:11:30~21:00
定休日:日曜日
リンク:公式サイト

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