最近、メガネを買い替えました。とは言ってもJINSの安物なのですが、ちょっとしたこだわりで選んだので語っておこうと思います。
メガネをかけ始めて7~8年になりますが、基本的にJINSでしか買っていません。ケチってるとかじゃなくて「全国どこでも同じ物が手に入る」「度数情報を保持してくれるから買い直しが楽」「同じ度数でいいなら通販で済む」などの理由で実利を取った結果です。
とは言っても乱視が入っていると当日受取はできなくなります(度合いによる)。今回の購入理由をざっくりまとめると「前のメガネを壊す→当日持って帰れる限度の度数でつなぎのメガネを作る→意外となんとかなってしまい惰性で使い続ける→保証期間(6ヶ月)を過ぎちゃったから無料で本来の度数に変更できないし新しいの買うか」という流れ。
ほぼ毎回同じフレームを選んでいたのですが(直近で使っていた物だけはつなぎのつもりだったので最安フレーム)、今回はちょっといいやつにしちゃおうかなとオンラインショップを眺めていると「Jasper Morrison OPTICAL Wellington-MADE IN JAPAN-」(18,000円)というモデルが目に留まりました。
あの世界的なプロダクトデザイナーのジャスパー・モリソンによる作品で、しかも福井・鯖江製。JINSに18,000円と聞くと高い気がしますが、中身を考えたらむしろ安いぐらいでは?
でもJINSで良いフレームにお金を出したって、コミコミ5,500円のやっすいのと同じレンズしか付かないんだから意味ないじゃん?(色付きとかブルーライトカットは選べても単純なグレードアップはない)と我に返って他のラインナップを眺めていると、ほぼ同じ見た目で価格帯がまったく違うフレームがあることに気付きました。
「Jasper Morrison OPTICAL Wellington」(5,500円)。メイド・イン・ジャパンのモデルと見た目はほぼ同じで、塗装がグロスからマットに、鼻当てがクリアからフレーム同色になり、テンプルの内側にジャスパー・モリソンのサインが入っていない程度。もちろん鯖江製ではなく中国製にはなりますが、これは買いでは?まさか最安クラスにもデザイナーズモデルが紛れていたとは。
ウェリントン型とスクエア型の間ぐらいで、使いやすい形のベーシックなフレームです。ジャスパー・モリソンのデザイン自体、シンプルで普遍的な美しさを求める作風ですし、言われなければ見過ごしてしまうかも。
実際、店頭で手に取って選ぶ分にはデザイナーズモデルであることはまったく分からず、オンラインショップで見ない限りは知り得ない情報です(ネットで見て店頭で買ったのですが、同じ物を探すのに苦戦しました)。
「顔にかけたときに平面で見えるイメージ」のデザインだそうで、柔らかなラインなのに平面でスパッと切り落とされたシャープな印象もあり、なかなかカッコいいです。
どうでもいいけど、JINSのメガネケースそろそろ代替わりしないかな……現行型はめちゃめちゃホコリが目立って持ち運べたもんじゃないですし、派手すぎる赤とホコリがもっと目立つ黒の二択というのもダメダメです。以前もらえたマグネット式の四角い合皮のケースの方がずっと良かったんですけどねぇ。
18,000円出すつもりが5,500円で済んでしまったので、浮いた分で2本目を購入。同じフレームの色違い(ブラウン)に調光レンズ(+5,500円)を入れてもらいました。
見えにくいかもしれませんが、こっちは透明でうっすらとデミ柄が入っています。派手すぎずさりげない感じで良いんじゃないでしょうか。
調光レンズというのは、紫外線に反応して色が変わるレンズです。暗い場所(正確には紫外線が少ない場所)では透明な普通のレンズになるので屋内での仕事や作業にも普通に使えますし、外に出たら掛け替えなくても勝手にサングラスになるという優れもの。余談ですが、購入時に渡されたレンズ袋を見ると、通常レンズはHOYA、調光レンズはニコン・エシロール製でした。