突然ですが、「サラダうどん」って食べたことありますか?そうです、全国チェーンの「はなまるうどん」とかにもあるアレです。そんな定番化したメニューの発祥の地が判っていると聞くと、なんとなく行ってみたくなりますよね。
というわけで、東京・新宿の「三国一」にやってきました。新宿駅周辺に3店舗を展開しているうどん屋さんで、私が行ったのは東口店。本店は西口のようなので、正真正銘のサラダうどん発祥の店にこだわる方はそちらへ。
サラダうどんを注文することは入店前から決まっていましたが、一応メニューをチェック。うどんの上に味噌かつがドカンと乗った謎のメニューがあったりと、なかなか挑戦的なお店のようです。サラダ+うどん=サラダうどんという、安直かつ奇抜な創作メニューがここで生まれたことにも納得。
ちなみに正統派のうどんに関しては、都心では珍しく澄んだ関西風のだしを使っているそうで、サラダうどんのような変わり種ではなくそちらを目当てにやってくる人も少なくないとか。
「元祖和風サラダうどん」(1,050円)を注文し、待つこと数分。おぉ……!?
これ、見た目は完全にサラダですね。見慣れたサラダうどんのイメージとは少し違い、サラダがうどんを制圧しています。サラダうどんというより「うどんサラダ」と呼びたくなってきます。
サラダうどんとしての味付けはマヨネーズの存在感が強く、あっさり控えめなうどんの出汁が遠くに。端的に言えば「和風ドレッシングのサラダにマヨネーズをたっぷりかけた味」で、サラダの具材のひとつとしてうどんが入っている感覚。麺料理としての調和度は後発のものには及ばないというか、見た目通りだいぶサラダ寄りですね。
タレがよく絡みそうな不揃いさの残る自家製麺は、かなりコシがあります。この麺は他の味でも食べてみたくなりました。