6/23発売!「OPPO Reno7 A」ファーストインプレッション

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本日(6月23日)は、定番ミドルレンジスマホの後継機「OPPO Reno7 A」の発売日です。ヨドバシカメラの時間外受け取りを活用して早速買ってきました。サンプル貸出を受けているメディア/ブログを除けば、おそらく最速と思われるファーストインプレッションをお届けします。

初回限定BOXを開封!

歴代評判も良く安定して人気のある機種とはいえ、ハイエンド機のように発売日を待って我先にとこぞって買いに走るような性質の商品ではないため、経験上、当日にふらっと買いに行けば十分だろうと予約まではしていませんでした。それでも、初回入荷分限りの限定BOXを無事にゲット。

限定BOXには、純正フルワイヤレスイヤホン「OPPO Enco Buds」が同梱されています。初回特典としての提供なので、もちろんお値段は据え置き。

早期購入者に同メーカーのイヤホンなどを提供するというのはハイエンドのGalaxyなどではおなじみの取り組みですが、円安のなか価格的に頑張っている4万円台の機種でやってくれるのは太っ腹かも(もちろんイヤホンの価格帯もそれなりに違いますが)。こちらはこちらで後日使ってみてレビューしようと思います。

ブランドカラーのグリーンを基調とした外箱は1年前のOPPO Reno5 Aとそっくりで、数字が5から7に変わっただけ。

OPPO Reno7 Aはau/UQ mobile/Y!mobile/楽天モバイルでの取り扱いも発表されていますが、今回購入したのはSIMフリー版……という言い方はキャリアモデルでもSIMロックなしでの販売が普通になった今では時代遅れかな。オープンマーケット版と言っておきましょう。

箱を開けてすぐ本体とご対面ではなく、妙に紙質の良い内箱が登場。中価格帯の機種にしてはなかなか立派なパッケージでした。

最近のトレンドで、付属品はほぼ無し。まあAndroidスマートフォンの充電端子がほぼUSB Type-Cに移行完了してからもう何年も経ちますし、いまさら買い替えで使える充電器が手元にないというケースも少ないでしょうから、これで良いんじゃないでしょうか。

付属のTPUケースはなかなか良い出来。背面はクリア仕上げで自慢の新デザインを美しく見せ、側面にはフロスト加工を施し、2種類の質感を使い分けています。この写真とは反対の側面に、ワンポイントでOPPOのロゴも刻まれていました。

新デザイン「OPPO Glow」を採用した外観をチェック!

この日本市場のニーズを汲んだ戦略機種のOPPO Reno Aシリーズも、早いもので4世代目。自分がスマートフォンに求めている要素をバランス良く満たしてくれて納得の行く製品なので、歴代機種はすべて買ってきました。新型の第一印象としては、デザイン面での満足度は過去イチかもしれません。

今回は、具体的な名前こそ明かされていないものの有力なデザイン会社を入れ、市場調査も徹底的に行って日本のユーザーに好まれるものに仕上げたことが大手メディア各誌の記事で言及されています。

側面のチープなメッキ処理をやめて落ち着いた印象もある一方、海外向けの一部機種に使われていた「OPPO Glow」という特殊加工の背面パネルが日本向けとしては初めて持ち込まれました。マットな質感でありながら光を乱反射して独特の輝きを見せる、静かに個性を主張するデザインとなっています。

背面パネルに強い光を当て、OPPO Glowの反射を見やすくした写真がこちら。うーん、なかなかカメラマン泣かせな加工ですね。この写真もまったく正確ではないので補足しておくと、見る角度や光の当たり方によってライトブルーにもシルバーにも見え、うっすらとグラデーションっぽくも見えるという感じです。

初代Reno Aは青~緑のグラデーションが非常にきれいだったのですが、Reno3 A、Reno5 Aと代を追うごとに凡庸なデザインになっている印象があったので(特にReno5 A)、久しぶりに「らしさ」が見えた気がします。

背面を見せたついでに触れておくと、昨年のReno5 Aは初代から続いてきた画面内指紋認証を捨てて普通の背面指紋センサーにダウングレードされてしまった点が非常に残念でした。Reno7 Aでは画面内に戻してくれてありがたい限りです。

左右から側面を撮影。最近のAndroidスマートフォンでは音量キーと電源キーを右側にまとめた仕様が主流ですが、OPPOはずっと左右に振り分けていますね。左右に置くこと自体は悪くないとしても、電源キーの真反対に音量キーを置いたら意図せずスクショ撮っちゃわない?と毎年思っているのですが……

フレーム形状はiPhone 12以降のトレンドといえるフラットタイプ。安易にこの形状に追従した機種の多くは(Galaxy S22とか、Xperia 1 IVとか)元ネタのiPhoneほど角や辺をちゃんと処理していないため、手に刺さる不快な持ち心地のものばかりなため、個人的には一刻も早く過ぎ去ってほしい流行だったりします。

しかし、この機種は悪くないですね。一見アルミフレームのように見えて実はプラなので材質自体の柔らかさもあると思いますし、しっかり面取りされていて角張った物体を握っている感じはあまりしません。

底面にはイヤホンジャック、マイク、USB Type-C端子、スピーカーが並びます。イヤホンジャック以外はきれいにセンタリングされていますね。

SIMカードトレイは左上に配置。SIM2とmicroSDカードは排他利用です。ただしeSIMにも対応しているため、microSDを使いつつ2回線同時利用もしたいという人は、サブ回線をeSIMにしてしまえばOK。

横に置いたnanoSIMと見比べてもらうと伝わるかと思いますが、カメラ周りの突起はかなり控えめ。

なお、カメラは約4,800万画素 F1.7(広角)+約800万画素 F2.2(超広角)+約200万画素 F2.4(マクロ)の3眼構成。外観的にはマクロ以外の2つが強調されているため、デュアルカメラ+αという感じの見た目ですね。

スペック的には、Snapdragon 765GからSnapdragon 695 5Gになったことで、SoCのシリーズ区分上はワンランク落ちたことを気にしている人も多いようですが、695の方が新しいのでパワー的には劣るどころかわずかに向上しています。まだ使い始めのセットアップ中なので込み入ったことは言えませんが、そこは現状ではあまり心配ないでしょう。

画面内指紋認証の復活に伴ってディスプレイも液晶から有機EL(フルHD+ / 90Hz)に戻り、Reno5 Aで失われた要素をひと通り取り戻して比較的ツッコミどころの少ない仕様にまとめられているのではないでしょうか。

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