86(ZN6後期/MT)に乗った感想

ノリモノ

以前、86(ZN6)のMT車をレンタカーで借りて1日乗り回した時の写真とメモを発掘したので記録しておきます。試乗時期は2021年5月頃と少し前の話になりますがお付き合いください。

スポーツカー専門のレンタカー屋とかAnycaのような個人間カーシェアサービスでなくても、現行の国産スポーツカーぐらいなら(※借りた時点では現行でした)意外と一般のレンタカーチェーンでも特別枠で置いてるんですよね(しかもMTで)。今回はトヨタレンタカーで86を借りましたが、他だとタイムズカーレンタルにNDロードスターのMT車があったと思います。

さて、今回の車両は先代86(ZN6)。詳しくないのでグレードまではわかりませんが、とりあえず後期型ということは外観を見ればすぐに分かります。それにしても、レンタカーで希望ナンバー「・・86」とはちょっとおしゃれですね。

内装。この時は特になんとも思わず「まぁこんなもんかな」とイメージ通りな印象でしたが、新型を見た今の目ではちょっと子供っぽい印象は受けます。

この日はちょっと久しぶりのMT車だった上、2Lにしては低中回転のトルクが細いと評される車ということもあり、ややギクシャクしながら出発。別の記事にも書いたように、数ヶ月後には次期型のBRZに乗る機会がありましたが、まったく別物ですね。ZN6/ZC6は弄ってなんぼのベース、ZN8/ZC8は吊るしでも楽しく(あるいは快適にも)乗れる車という感じです。

とは言うものの、ZN6だって2010年代の“最近のクルマ”です。こういう性格の車とはいえガッツリ電子制御が入っていて、バカでもめったに刺さらないような安全設計がされている片鱗も感じました。

この日は、せっかくの86なので走って楽しいような道を選びながら宮城県と福島県を往復したのですが、上の写真は「蔵王エコーライン」というワインディングロードの上の駐車場で撮ったもの。ご覧の通り、雨は降っているし霧で視界もないひどい状況です。

借り物かつ初見のFR車でウェット路面の峠道なんてできれば走りたくないものですが、こんな状況でも一切滑らないので何の不安もありませんでした。それがつまらないという人も当然いるでしょうが、まぁ良くも悪くも今時の車ですね。

ZN6型としてはモデル末期ということもあり、世間的に言われているような細かいネガはあまり感じない部分が多かったです。尖ったところはないまでも、そこそこ気持ち良く走れる車だと思います。

意外とホイールベースが長くてクイックな挙動ではなかったり、(最近のスポーツ系モデルではありがちですが)おとなしすぎる音を補うために吸気音をわざわざパイプで室内に取り込む噴飯物のギミックがあったりと、冷めた目で見れば「意外と普通の車だ、作り物のスポーツカーだ」と言えてしまう部分があるのは認めますが、2010年代前半のスポーツカー暗黒期に生まれたこと自体が偉大で存在意義のあった車ですからね。

そして、どことなく感じる物足りなさの大半は新型では解消されているのですから、こんな時代にこの手の車を売り続けるトヨタ・スバル両社の情熱に拍手を送りたいところです。

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