カメラ・レンズの保管にも持ち運びにも使える「ハクバ ドライソフトボックス」が便利

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湿気が気になる時期のカメラの持ち運びには気を使いますよね……って書き出しで準備していたのに、ネタを寝かせているうちにとっくに梅雨は明けてしまいました。そんなことはさておき、ハクバの「ドライソフトボックス」がなかなか便利だったのでご紹介します。

カメラとレンズを湿気やホコリから守りつつ、保管も持ち運びもこれひとつでこなせるというコンセプトの製品。全然知らなかったのですが、2019年のCP+でお披露目されてそれなりに注目されていたカメラ用品のようです。定価は5,170円(Mサイズ)ですが、実売価格はだいたい3,000円前後。

通常カラーはブラックまたはオレンジ。私が買ったものはAmazon限定カラーで、ブラックですが差し色だけオレンジになっています。インナーバッグのようなものなので、入れ忘れを防ぐために少し派手な色が入っていた方が良いかなと。

Z fcとNIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR、DJI Pocket 2を入れてみました。小ぶりな単焦点レンズもう1本とブロワーやレンズペンを入れるぐらいの余裕はありそう。

Mサイズの場合、ミラーレス1台とズームレンズ+単焦点レンズ1本ずつ程度のライトな使い方に合う容量です。もう少し縦に長いLサイズもあるので、ズームレンズ2本装備の人などはそちらの方が良いでしょう。

仕切りの位置はベルクロ留めで自由に変えられます。仕切り板にメッシュポケットが付いていて、撮影中の収納場所に困りがちなレンズキャップなんかを入れておくのにちょうどいいです。

持ち運ぶ際は基本的には他のバッグに入れてインナーバッグのように使います(写真は無印良品のリュックサック)。ただし持ち手のような部分はあるので、車移動で撮影時だけ持って出るようなスタイルならこのまま使えないこともないかも。

そろそろ「あれ?ただのインナーケースでは?」と思われた方もいるかもしれませんが、普通のインナーケースより密閉性を考えた作りになっていて、除湿剤を入れておけばコンディションを保ってレンズのカビなどを防ぎながら持ち運べるのがポイントです。

入口を数回(3回以上)折り返してから閉じるロールトップ式になっており、出し入れはやや面倒ですが安心感はあります。完全密閉ではありませんが、水気が残ったまま入れてしまった場合などに逃げ道がないのもあまり良くないのでちょうどいいぐらいかと。防水性は特に謳われていませんが、構造や材質(PVCコーティングポリエステル)からすると防水バッグに近いため、湿気対策に限らず出先で雨に降られた際も多少安心できそうです。

防湿庫を買うほどではないけれどレンズのカビには気を付けたい、できれば保管状態からサッと持ち出したいという人には、なかなか便利なグッズだと思います。

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