「DJI Pocket 2」をリュックの肩ひもに装着したい!試してみた結果……

カメラ

(最近この話ばかりしている気がしますが)DJI Pocket 2というジンバル一体型カメラを買ったんですよ。それであちこち歩き回って動画を撮っているのですが、いくらブレない魔法のカメラとは言っても、画角が変わらないように一定のポジションを人力でキープし続ける必要はそれなりにあるわけで。

腕を一定の位置に上げて止めながら数十分歩くのは地味にキツいな?ということで、どこかにうまいこと固定してしまえば良いのでは?と思い付きました。

幸いなことに、この手の動画用カメラは純正品もサードパーティも含め、豊富なアクセサリーを駆使して自分の撮影スタイルに合わせてカスタマイズしていくのが前提みたいなところがあります。私が思い付いた使い方を実現できるようなパーツも、あっさり見つかりました。

これはAmazonで買った謎中華ブランドの「SUREWO360°回転バックパックストラップマウントDJIOsmo Pocket、Osmo Pocet2と互換性のあるエキスパンドフレーム付きクイッククリップマウント (DJI Osmo Pocket / Pocket2と互換性があります)」という商品(原文ママ)。価格は1,500円ぐらいでした。

そう、どうせノートPCや(静止画用の)カメラを持ち歩くためにリュックを背負っているのだから、肩ひもにDJI Pocket 2を取り付けてしまえばハンズフリーでいい感じに一人称視点の画角をキープしたまま歩けるのでは?と考えたのです。

DJI Pocket 2本体のグリップ部分を枠に通して固定。このマウントパーツとリュックに挟むクリップ部分は分離できるようになっていて、接続方法はいわゆるGoPro規格でした。きっと元々はGoPro用に作って、このショボい枠だけ作り起こしてDJI Pocket 2用として売り出しているんでしょうね。

普段使っているリュック(無印良品の安物です)の左肩に付けてみました。クリップの内側はギザギザの突起が大量に付いているので、よほど肩ひもが細かったり薄かったりしない限りは、単純な仕組みの割に意外とズレずに保持してくれます。

肩ひもに密着する位置ではなく少し前に飛び出す形になるので、背負った状態のままでも一応画面をのぞき込んで見ることはできます。画角のチェックやズーム操作などは難しいですが、正しく録画が始まっているかぐらいは目視で確認して動き出せるかな、という感じです。ボタン操作には支障はありません。

実際に試し撮りしてきました。上の動画の前半は手持ち、後半はリュックに固定した状態で歩きながら撮っています。歩行に伴う上下方向の揺れは、手持ちより多少消しきれていないかな?という程度で、そこそこ安定しているようには見えますね。

私は基本的に、ちょっと横を向いたりしたい時にカメラを操作しなくても付いてきてくれるように「FPVモード」を使っています。このため、ジンバルの補正範囲を超えるような大きな動きがあると画角が変わるのですが、これがリュックマウントとは相性が良くありませんでした。どうしても手持ちとは違った動きが加わるため、勝手に画角があさっての方向に向いてしまったり、水平を維持できず少し斜めになってしまったりと不満が残る結果でした。

チルト固定モード中心の撮影でないとリュックマウントでの運用には向かないような気がしますが、それはそれで首を引いてがんばって画面をのぞき込みながら画角を変える操作が多発するので快適とは言えないような。思い描いていたほどうまい話ではなかったなぁという印象ですが、それでも両手を空けたまま動けるメリットはあるので、撮りたいものによっては役立つ場面もありそうですね。

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