長いこと小出しのティザー広告で待たされ続けてきた(良くも悪くも)話題のスマホ、Nothing Phone (1)が2022年8月19日にようやく日本で正式発売されました。
個人的には、新興メーカーですし公式オンラインストアぐらいでしか買えないひっそりとしたスタートになるんじゃないかと予想していましたが、予想を覆して最初から家電量販店やMVNOでも買える気合いの入った販売体制が敷かれており、取扱事業者によっては独自の割引もあります。早速手にした人も多いんじゃないでしょうか。
Nothing Phone (1)はデザインに力を入れた機種ですし、購入者の多くはその個性的なルックスに惹かれて選んでいるはず。これを買うからにはSNSやブログで見せびらかしたい人も多いと思いますが、いい感じに撮って見せるには困ることが1つあります。
最大の特徴である背面LED「Glyph Interface」を点灯させたまま撮るのが意外と難しいのです。
Glyph Interfaceは主に通知機能に活用されています。たとえば相手によって違う発光パターンで着信を知らせたり、Googleアシスタントの音声認識中にマイクの反応に合わせて光らせたり、充電中にGlyphの一部を使ってバッテリー残量を視覚化するといった具合です。
外観を撮影したり、誰かに見せたりするためにわざとGlyphを光らせるとしたら、まず考えられる手段は「電話をかけてみる」。しかし、電話だと着信音とセットで決められた発光パターンがあるので全面光るわけではありません。その他のアプリなどの通知も、一瞬を捉えて撮るのは難しいです。
では、Glyph Interfaceの設定画面を開けばデモンストレーションで点灯させられるでしょうか?いえ、これも着信時と同様のパターンでの発光しかできず、Glyph全体を光らせっぱなしにする手段はありそうでないのです。
この問題を解決できる(おそらく)現状唯一の手段は、カメラアプリに隠れています。撮影モードは静止画/動画どちらでも良く、画面左下(縦持ちなら左上)にあるフラッシュの設定を「C」のようなアイコンに変えるとGlyph全体が光ります。
Nothing Phone (1)には通常の1灯タイプのLEDフラッシュも当然搭載されているのですが、動画で人物の顔を撮る際など、フラッシュよりも柔らかく広い範囲を照らせるようにGlyphをビデオライト代わりにする機能があるのです。
あくまで撮影時の照明としての機能なので、写真や動画を撮らずにライトだけ点けっぱなしにしていると数分経てば自動で消されてしまいますが、じっくりと外観を撮るには十分な時間が稼げます。Nothing Phone (1)を買ったブロガーやYouTuberの方、ぜひこの小技をご活用ください(そもそもテスト点灯できる設定ぐらい作っておいてくれたらいいんですけどね)。