WiMAX +5Gでモバイルルーターとホームルーターを両方使いたいなら、契約はモバイルにすべし

デジタルガジェット

先日、WiMAX +5Gのモバイルルーターを契約しました。この手のモバイル回線を使ったWi-Fiルーターといえば、かつては当然持ち運んで使えるバッテリー内蔵の小型のものが中心でしたが、通信規格の進化で固定回線並みの速度が出るようになってきたこともあり、最近はあえて自宅に据え置きで使うことを前提とした「ホームルーター」というタイプも普及してきています。

WiMAX +5Gのモバイルルーター/ホームルーターには、スマートフォンやタブレットと同じようなSIMカードが入っています。IMEI制限というものがあるので、これをスマートフォンや他社のルーターに差し替えても使うことはできないのですが、同じWiMAX系の機種であれば白ロム(本体のみ)を買ってきてSIMを移して使うことも可能です(※WiMAX +5G端末とWiMAX 2端末の行き来は不可)。

実は今回私がWiMAX +5G回線を契約したのも、本当はホームルーター(Speed Wi-Fi HOME 5G L12)を使いたかったのです。しかし、割引などの兼ね合いで契約したかったプロバイダにL12の在庫がなかったため、一旦モバイルルーターを契約して別途L12の白ロムを買い、自分で差し替えることにしました。

これは少しイレギュラーな例だと思いますが、そうでない人にもWiMAX 5GでSIMの差し替えができることを知っておくと便利な場面がいくつかあります。たとえば普段はホームルーターで自宅の固定回線代わりに使いつつ、長期の出張や旅行の時だけモバイルルーターにSIMを入れて持ち出すことができます。

幸い、モバイルルーター/ホームルーターともにWiMAX系ルーターの白ロムは最新機種でもお手頃価格で潤沢に流通している機種が多いです。2台で差し替えて使いたい場合、片方は新規契約時に0円でもらえるでしょうし、もう片方の機種をイ○シスやじゃん○らなどで買ってきても1万円もしません。

ただし、このような差し替え運用をする場合にはひとつだけ重要な注意点があります。回線とセットで買う(プロバイダからもらう)端末はモバイルルーターにしておくことです。WiMAX +5Gでは、プラスエリアの容量制限管理などの都合でモバイルルーター用のプランとホームルーター用のプランが分かれているため、ホームルーター契約のSIMにはホームルーターでしか使えないもう一段階厳しい制限がかかってしまうのです。

わかりやすく言えば、モバイルルーター→ホームルーターの差し替えはOK、ホームルーター→モバイルルーターの差し替えはNG。1回線で両方使いたい人は一旦モバイルルーターを選ぶべし、ということだけ覚えて帰ってください。

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