先日、Googleの最新ミドルレンジスマホ「Pixel 6a」をレビューしましたが、その際に紹介し忘れていたので同機種用のGoogle純正ケースをレビューします(と言っても、スマートフォンは結局裸運用に落ち着いてしまうことが多い人なのであまり使っていなかったりするのですが)。
Pixelシリーズの純正ケースといえば、スマートホーム製品(Nestシリーズや旧Google Homeシリーズ)にも通じるファブリック調のものが長らく定番となっていました。しかし、本体のデザインが大幅に変わったPixel 6以降はケースの方向性も変わり、半透明の樹脂製ケースがメインとなっています。
あのファブリック調のやつ、スマートフォンのデザイントレンドよりもGoogle製品としての統一感を重視した「らしさ」があって見た目はけっこう好きだったんですけどねぇ(使いやすかったかは別として)。
うちのPixel 6aのカラーは白系のChalkで、ケースは緑系のSeafoam。
本体のカラーバリエーションはCharcoal/Chalk/Sageの3色ですが、純正ケースはCharcoal/Seafoamの2色のみなのがちょっと寂しいところ。似たような白系の本体色があるPixel 6 Proではケースにも白があるのに、なぜでしょうね?
さらっとした手触りの樹脂製ケース。半透明の淡い色合いと奥行き感、表面に浮かぶGoogleロゴなど、見た目はPixelらしいポップさがあって中々良いと思います。再生プラスチック素材を使っている点はファブリックケースの頃と同様です。
柔軟性のある材質なので、ケースの側面はきっちり閉じられており、360度ガードできる形状。USB Type-Cポート周辺の開口部には多少余裕があり、厚手のケースとしてはケーブルとの相性問題は少なめです。
純正ケースを着けるとカメラ周りの段差が隠れ、逆に凹んでいる状態になります。Pixel 6aは元々Pixel 6/6 Proよりはカメラバーの主張が控えめではありますが、それでも気になるという人には良いかもしれませんね。
見た目と質感はそこそこ好みなんですが、それでも使わなくなってしまった理由はケースの厚さ。単純に分厚くなってしまうことに加えて横方向にも膨らんだ形状なので、操作感や見た目がちょっと野暮ったくなります。上位機種と比べて過去のPixelシリーズに慣れた人でも比較的馴染みやすいコンパクトなサイズ感のPixel 6aだけに、純正ケースを着けることでその良さがスポイルされてしまうのは残念なところです。
ファブリックケースもそうでしたが、Googleの純正ケースはデザインは良いものの、サイズ感がちょっとアメリカンだな……と思うところがあり、コンパクト寄りの機種とはちょっと相性が悪いかもしれませんね。元々大きいProとかなら許せるのかも。