今更すぎるけどWindows 10/11の「Microsoft PowerToys」って便利だね

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「Microsoft PowerToys」使ってますか?

Windows 10/11で使える「OS標準では使えないちょっと便利な機能」をオープンソースで開発して詰め合わせたもので(XP時代まで存在した同名ツールの説明は省略)、MS公式だけどちょっと表舞台からは距離を置いてひっそりとパワーユーザー(情強様)向けに提供されています。

登場というか復活したのは2019年のことでずいぶん前から存在は知っていたのですが、特に用事もなかったのでスルーしてしまっていました。最近4Kディスプレイを有効活用するためにPowerToysの機能のひとつを試してみたくて入れたら……他の機能もかなり便利なのが揃ってますね。もっと早く使えばよかった。

パワーユーザー向けのオープンソースプロジェクトなだけあって、Microsoft Store経由以外にもいろんなインストール方法が用意されています。Microsoftアカウントであれこれするのが嫌で(持ってはいるけど)オフラインセットアップ一択の頑固オタクも安心。今回はせっかくなので、ほとんど使ったことがなかったwingetコマンドでやってみました。Windowsじゃないみたいだ……イケてる。

お目当ての機能はこのFancyZones。画面分割のパターンを作っておいて、ウィンドウをドラッグ(+α)操作するだけであらかじめ用意したレイアウトに綺麗に配置できるツールです。

OS標準のスナップ機能も十分良くなってきているものの、こちらは縦横の分割を組み合わせた複雑なパターンも作れるのが特徴。カスタマイズ性の高さは魅力ですが、実際使ってみるとウィンドウ間のスキマが個人的には気になる……何かの設定で消せないのかな。

せっかくなので他の機能も触ってみると、「Image Resizer」という機能は気に入りました。

普段からブログなどに使う画像を一括リサイズする機会が多く、そのためにわざわざPhotoshop(バッチ処理)やAfiinity Photo(一括ジョブ)のようなデカいソフトを立ち上げるのも面倒なので、だいたいRalphaという古のツールでやっています。その点、PowerToysのImage Resizerはファイルを選択して右クリックメニューからサクッといけるので悪くないですね。

「PowerRename」も「おっ、これは」と思いましたが、私の用途ではもう一息。これはファイルの一括リネームを同じく右クリックメニューから済ませられる機能です。

私はいつも写真のファイル名管理にRexiferというこれまた古いツールを使っているので、いい感じに代替できたらいいなと企んでいたのですが、EXIFから撮影日時を拾えないようで断念。デフォルトで付く接頭辞(DSCとか)をざっくりとファイル作成日(≠撮影日)に置き換えて目安にする程度ならありですかねぇ。

とにかく、Windows標準の機能としてはまだレギュラー入りしていない便利な機能が色々入っているので、PowerToys自体はまだ触ったことがない方も一度は試してみると良いと思います。

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