ガストでコース料理!?鳥羽周作シェフ監修の「感動ハンバーグコース」を食べてきた

メシ

言わずと知れた大手ファミレスチェーンの「ガスト」で、史上初の“コース料理”が11月24日から期間限定で提供されています。初日にTwitterに流れてきた写真を見て「これは食べてみたい!」と思ったので忘れないうちに、その日のうちに行ってきました。

そのメニューとは「感動ハンバーグコース」。ファミレスでコース料理という時点で異質ですが、なんと4年連続ミシュラン一つ星の人気店「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏と共同開発したという力の入れようです。前菜、スープ、メイン(+ライスorパン)、デザートがついて1,869円。お値段はファミレス価格から逸脱していないのがまた驚きです。

まずは前菜の「シュリンプサラダ ~ナッツとフルーツ~」。素材の質は変わらないはずなのに、単調なドレッシングの味で塗りつぶすのではなくフルーツで引き立てるという少々トリッキーな技でここまで違って見えるのかと驚きました。果物のチョイスが絶妙で、みずみずしさとほのかな苦味を足してくれるグレープフルーツが全体のレベルを引き上げてくれている気がします。

同時に出てきたスープは「コーンポタージュ ~フライドオニオンをのせて~」。これもまた、ちょっとしたアレンジなのに美味でした。

そしていよいよメインディッシュの「感動ハンバーグ ~トリュフ香るポテトチーズクリームIN~」(とソフトフランスパン)が登場。ここまでコース料理らしく一品ずつ順番に食べ進める体で頑張って書いてきましたが、ご覧の通り、全品が一同に会してしまっているのはご愛嬌。ま、そこはあくまでファミレスですからね。

例の自動配膳ロボットもいる店舗なのに手作業で出してくれていたのは、オペレーションを乱さない範囲での最大限の配慮なのかも?それともたまたま?

「感動ハンバーグ」に話を戻しましょう。感動するほどうまいぞとハードル上げまくりのネーミングですが……実際うまい。すごいですよ、これ。

お肉の質やこね具合も普段のガストのハンバーグよりグレードアップし、ジューシーかつふっくらと仕上げてあるのですが、それ以上にソースが別格の雰囲気を出しています。煮詰めたワインに飴色玉ねぎ、隠し味に白味噌、はちみつ、醤油という構成で、コクと深みのある大人な味わい。ここがガストだということを忘れてしまいそうです。

でも、仮にただ“良い店”っぽい味を目指すだけなら下位互換でしかなく、あえてガストで食べる意味がなくなってしまうかもしれません。そこがこのメニューのすごいところで、定番の人気メニュー「チーズINハンバーグ」の技術を応用してハンバーグの中に「トリュフ香るポテトチーズクリーム」を閉じ込めてあり、ジャンキーな世界で培われた技術とシェフの工夫を凝らしたソースが融合した「超絶レベルアップした“ガストの”ハンバーグ」でもあるんですよね。それだけに、あちらの世界を知らなくても身近な味の延長線上として凄さが伝わってきます。

最後はデザートの「グラスショートケーキ」。軽さと酸味がこだわりのポイントということで、結構ボリュームのあるコースの最後でもスッと入ってきました。

「ガストでコース料理?」と頭にハテナを浮かべながらなんとなく話のネタになりそうなのでフラッと行ってみた……という感じだったのですが、どれも美味しくこだわりを感じられ、予想以上に普段のガストとは違う特別感がありました。これで2,000円以下はすごいな~。2023年1月18日まで販売予定だそうで、期間中にもう1回は行きたいかも。

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