部屋の模様替えついでに大きめの作業用デスクも新調しようということで、サンワダイレクト(サンワサプライ)のパソコンデスクを購入しました。
120×60cmで9,980円という異常に安い机なのですが、値段や華奢に見えるデザインの割に意外と(?)まともに使えるんですよね。以前同じ構造の派生モデル(ロータイプのL字デスク)を使っていたことがあり、質素ながら悪くないのは分かっていたので選んだ次第。
こちらは組み立て前の写真。内容としては木製(メラミン化粧板)の天板、左右2本ずつ枠状につながったスチール脚、同じくスチール製で天板の裏に通るバックフレーム(2本)、背面に付くX字の補強用フレーム。組み立てには六角レンチが必要で、力を入れにくい貧相なものですが一応付属してはいます。
安物かつ長年売られている商品にしてはAmazonレビューなども(サクラとかではなく本当に)高い本製品。それだけ実直な作りでシンプルイズベストな商品なのだと思います。
数少ない低評価の要因としてガタつき・グラつきに言及している人も結構いますが(あとはネジ穴の位置が合わないとかね)、一応同シリーズをリピートした上で言わせてもらうと、あれはおそらく組み立て方が悪いです。位置や角度のガイドになるような溝などもないタダの板と棒を、長穴でもない決め打ちの穴に従って組んでいくシンプルな構造であるがゆえに、基本に忠実に指示通り作らないと辻褄が合わなくなるのです。
ゆるめに締めていって形になってから本締め、という流れをちゃんとやっていればガタもなく仕上がるはず。特に、背面の補強フレームでテンションを掛けるのが肝なので、あれが付く前に他の部分を本締めしてしまうのはNGです。
本当はもっと立派な机を買おうかとも思って色々見てはいたんですが、誰に見せるわけでもないし実用面では正直これで十分なんですよね。見た目のために何倍も出すのがあほらしくなってしまいました。
さすがにメラミン化粧板なので地の質感は安っぽいものの、角や縁の手触りも丸められていて不快感はありません。机の上で軽く物撮りすることはよくあるので、何か質感の良いデスクマットぐらいは敷いてみてもいいかも。そのうち何か探します。
天板の厚みは1.5cmぐらい(ノギスで測ったわけではないので正確ではない)、脚も細く余分な装飾もなく、空間効率の高さというか狭い部屋に置いても圧迫感がないのも美点です。薄さのデメリットがあるとすれば、キーボードの打鍵音がよく響くかも。
そんなヒョロヒョロでPCデスクとして大丈夫なのか?と思われるかもしれませんが、意外と頑丈なんですよ。
立体的に強度を持たせたフレームのおかげで重い物を乗せても安定していますし(スペック上は耐荷重50kg)、天板の裏にも骨組みが2本入っているので大きめのモニターなどを設置しても天板がたわむリスクは低いです、ただ、モニターアームを使う場合は端の一点に重さがかかるので不向きかもしれませんね。ともかく、安くてもPC用としてちゃんと使える机をお探しなら間違いない商品です。