3,000円未満の激安UHS-II対応ダブルスロットSDカードリーダー「Kingston WFS-SD」を買った

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カメラとかに使うようなちゃんとしたスペックのSDカードって割と馬鹿にならない値段ですよね。そして、それを読み込むための高速リーダーも物によっては「えっ、そんなするの?」と驚いてしまうような値段だったりします(1万円台中盤とか)。

私は普段、出先での作業には携帯性重視でAnkerやAUKEYの小型リーダー、自宅での高速取り込みにはソニーのUHS-II対応リーダー「MRW-S1」を使っています(ソニー製なんて割高そうなイメージですが、実売3,000円ぐらいで意外と安いんですよ)。しかし、うちにはSDダブルスロットのカメラもあるので、2枚同時に高速で取り込めるリーダーがあるに越したことはないなと前々から思っていました。

UHS-II対応かつダブルスロットのSDカードリーダーというとProGrade Digitalのものが比較的メジャーですが、実売12,000円程度と値が張ります。他に何かないだろうかと探していたら、Kingstonの「WFS-SD」という製品を発見しました。なんと3,000円以下(国内正規品/2年保証)でUHS-II×2というコスパ抜群の一品です。

近々新しいカメラがやってくる予定なので、ついでにSDカード自体も買い足し。私は基本的にSanDisk Extreme Pro派ですが、これも何かの縁だろうとリーダーに合わせてKingstonの「Canvas React Plus」で揃えてみました。64GBで7,980円でしたから、これもUHS-IIのカードとしては安めだと思います。

WFS-SDのサイズは約62.87×16.87×50mmとそこそこコンパクト。外装はプラスチックで、約31gと軽量です。

実はこの製品、Workflow Stationというシステムの一部で、専用ドックに同形状のSDカードリーダー、microSDカードリーダー、USBハブを4個まで組み合わせて使えるようになっています。

しかし、単品でもごく普通のUSBデバイスとしてまったく問題なく動作するので心配無用。接続端子はUSB Type-Cで、規格はUSB 3.2 Gen 1(=USB 3.0)相当とのこと。付属ケーブルはCtoCですが、もちろん必要に応じてAtoCのケーブルを用意して使ってもOK。

カードスロットは少しズラして重ねた配置となっており、省スペースにしつつも抜き差ししやすい仕様です。

左右にアクセスランプがあり、カードが入っているスロットは常時点灯、アクセス中は点滅に切り替わります。設置場所によっては少々目障りな場面もあるかもしれません。

UHS-II対応のSDカードリーダーはシングルスロットでも2,000円弱が最低ラインなのに、ダブルスロットで3,000円未満はかなりお買い得。安すぎて心配なぐらいでしたが、実際の読み書きも問題なく高速でした。

目立った欠点もなく(強いて言えば開け口のない頑丈なブリスターパックがかなり開封しづらいぐらい)、SDダブルスロットのカメラをお持ちの方や動画方面で複数台の撮影データを同時に取り込む機会の多い方には文句なしにおすすめできる製品です。

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