「On Cloud 5」を普段履きとして1年弱使った感想

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昨年の夏に買った「On Cloud 5」。1年弱履いてそろそろ寿命が見えてきたので(もう少しだけ履くつもり)、長期レビューというか使い込んで見えてきたことを改めて書いておこうと思います。

「On Cloud 5」の概要

Onは2010年にスイスで誕生した新進気鋭のスポーツブランドで、ロード用やトレイル用の高機能ランニングシューズを出しています。それ以外だと、フェデラーが着用したことで有名なテニスシューズなんかもやってますね。

Cloud 5はOnの中ではカジュアル寄りで、普段使いの靴として買う人も多い代表作です。2014年から販売されていた「Cloud」の後継モデルとして2022年2月に発売されました。

「CloudTec」というOn独自のクッション機構を採用しており、靴底にちくわのような筒が並んだ独特のデザインが目を引きます。この構造によって、地面を蹴る際に輪が潰れては戻り、反発力が推進力に変わるということです。

公式サイトの紹介では「タウンユース」「旅行」「軽量」とタグ付けされており、(Onの中では比較的)競技志向のモデルでないことがうかがえますが、先述のCloudTecやヒモを結ばなくて良いスピードレースシステムなど競技用モデルに使われるテクノロジーも盛り込まれ、Onというブランドのエッセンスを感じられます。

防水仕様の「Cloud 5 Waterproof」、軽量でサンダル風にもできる「Cloud 5 Coast」、タフなアウトドアテイストの「Cloud 5 Ready」、環境配慮型の無染色モデル「Cloud 5 Undyed」、もっと非競技用のキャラクターに振って素材の質感を高めた「Cloud 5 Combo」「Cloud 5 Terry」など、派生モデルもいろいろあります。今回主に取り上げるのはノーマルのCloud 5で、価格は15,180円。10色以上のカラーバリエーションが用意されており、私が買ったのは「Kelp | Shadow」という緑系の色です。

1年弱使った後の劣化状況

(※撮影前に一旦洗いましたが、使い込んだ靴底の写真が出てくるので一応注意)

1年弱履いて、そろそろ終わりかな?と思っている今の劣化状況はこんな感じ。ちなみに、常時3足ぐらいは履ける靴を用意しているので毎日履いていたわけではないです。とはいえ、すっかりメインシューズと化していて週3ぐらいは履いていましたし、1日あたりの歩行距離は3~5kmぐらいが多いので、使用距離はそれなりに伸びているかと。

靴底の減り具合を見ると、溝が無くなったブロックや下の層が見えてきているブロックもありますが、普段履きなら致命的なほどではなく、まだまだ使えそうにも見えます。一方で、「潰れては戻る」を繰り返してきたクッション機構はヘタってきていて、ブロックの側面にシワやヒビが見られます。

ソールの減りだけで言えばまだまだ行けそうなのに、何に限界を感じているかというと「音」。CloudTecが劣化してくると、静かな舗装路を歩いているときにはなかなか耳障りな音が鳴り始めます。子供用の音が鳴る靴のようとまでは行かないにしても、ちょ~っと恥ずかしい感じに……

使い込んだうえでの感想

冒頭の写真は新品時、こちらは使用後。アッパーはほとんど劣化していません

使い込んだうえでの感想として、まず履き心地は優秀。タウンユースというか徒歩ではCloudTecの反発力・推進力はあまり感じませんが、クッション性・快適性という形でひっそりと効果を発揮してくれているのでしょう。そういった飛び道具に限らず、そもそも元が走るための靴なのでヒールカップのホールド感などもしっかりとしていますし、ちょっと長く歩いたぐらいでは疲れにくい素性の良さがあると思います。

それから、購入前はさほど重視していなかったのですが、スピードレースシステム、つまり伸縮性のあるゴム素材の「結ばない靴ヒモ」が標準装備されていることも便利かつ快適で、出かける際についこの靴ばかり選んでしまう理由になりました。普通のヒモ靴に後付けでそういうのを付けるのは「だっさ」と思ってしまうもんで未体験でしたが、Cloud 5の場合は一応普通のヒモも付属してはいるもののスピードレースシステム前提の近未来的なデザインなので、「見た目を捨てて実用性重視のズボラアイテムをつけている」というようなネガティブな印象もなく、よくマッチしていてカッコよく使えるのが良いですね。

ノーマルのCloud 5に限った話をすると、良くも悪くも前方が全面メッシュで薄く通気性がすごいです。足を前に振り出すときに風を感じるほどで、そこはやっぱり本来走るための靴だもんね、って感じ。私の場合は、蒸れるの嫌だし基本暑がりなので秋冬でも普通に履いていましたが、寒がりな人なら冬場は雨の日に限らず防水仕様の「Cloud 5 Waterproof」を選んだほうが良さそうです。

ブログには書いていませんでしたが、実は途中でCloud 5 Waterproofも買い足していました

まだ完全に使い切ったというわけでもないので、お出かけ用のローテーションからは外しつつ、最近はコンビニやゴミ出しなんかのご近所用としてつっかけ感覚で雑に使っています。

バリバリ履いている間は当然やらないようにしていたので二軍落ちしてから気付いたのですが、この靴って何気に裸足でも履けるんですね。靴下なしで足を入れてみても、内側にチクチクするような縫い目や切れ端がまったくないんですよ。Onはトライアスロンにも進出しているので、おそらくそういう特定の競技シーンにおける需要に対応しているのだと思いますが、一般人にとってもゴム紐仕様とあわせてサンダル代わりにできて地味に便利です。

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