USB PD対応機器の充電状況を確認できる「USB Type-C電圧・電流チェッカー RT-TC4VABK」を買った

デジタルガジェット

あったら便利だろうなと思いつつなかなか買わずにいた、ルートアールの「USB Type-C電圧・電流チェッカー RT-TC4VABK」を先日買ってみました。

スマホ・カメラ・PC・ゲーム機などなど、あらゆるデジタルガジェットをUSB Type-C経由で充電できるようになった昨今、充電器やケーブルも律儀に純正品を使っている人は滅多におらず、複数の機器で便利に使い回している人が多いはず。

しかしUSB充電周りの仕様はかなり複雑なので、使っていく中で「なんか充電遅いかも?」と、特定の端末・ケーブル・充電器の組み合わせで実際にどれぐらいのパフォーマンスが出ているのか確認したくなる場面もたまにあります。そんな時に本製品のような電圧・電流チェッカーを持っていれば検証に役立つでしょう。

ルートアールのUSB Type-C電圧・電流チェッカーは何機種かあって、今回購入したのはカラーディスプレイ搭載でケーブルレス(USBコネクタ直付け)のタイプ。実売価格は3,000円ぐらい。

選んだ理由はただ単にかっこいいから……ですが、検証したい機器によっては接続に困るので、特にこだわりがなければ同スペックでケーブルが生えているタイプ(RT-TC6VABK)にしておいた方が使いやすいと思います。

使い方は簡単。お使いの充電器とスマートフォンなどの間に接続して普段通り充電するだけです。給電が始まると自動的にチェッカーも起動し、各種ステータスが表示されます。

写真ではオス側をスマートフォンに繋いでいますが、通電方向を問わず測定できる仕様なので、逆向きにして充電器寄りの位置にチェッカーを繋いでも問題ありません。充電したい機器のコネクタ周りが狭くて干渉してしまう場合などはこれで回避できます。また、側面のボタンを3回連打するとディスプレイの表示も180°回転できます。

100W(20V/5A)までのUSB PDに対応しているので大抵の場合は状況確認に十分使えそう。今回は手持ちの物にちょうどいい実験台がなく試せませんでしたが、独自の急速充電規格を採用している中華系のハイエンドスマホなどに繋いだらどう見えるんでしょうね?(おそらくムリ)。

リアルタイムの電圧・電流の表示以外に充電開始からの通電時間や積算電流を記録できる機能があり、9本までログを残せたりとなかなか高性能。単に急速充電できているかの確認以上の使い方もできるということです。

本来は専門的なツールでしょうが、Type-C/PD周りのカオスっぷりを考えると我々のような一般ユーザーでも持っていて損はない気はします。

この手の物だと、ビット・トレード・ワンのUSB CABLE CHECKER 2(ADUSBCIM)も欲しいんですよね。ちょっと値は張るのですが、素性がわからなくなったUSBケーブルの選別に便利そう。

関連記事

TOP