マークX用に「ENKEI PerformanceLine PF07」を買った

自動車

先月買ったマークX(130中期)をぼちぼち弄り始めるか……ということで、まずはやっぱり車高を好みのところまで下げて、それに合ったサイズのホイールを……と定石通りの順番で進めていくつもりだったのですが、何気なくアップガレージの通販サイトを見ていたら、候補のひとつだったホイールのちょうど使えそうなサイズの出物が近場の店舗にあるのを発見してしまいました。

中古商品は一期一会。車高調は新品で組むつもりなので急ぐ必要はありませんし、これは先にホイールをおさえに行くべきだろうと作戦変更。ドレスアップ派ではないので先にローダウンしないと入らないような攻めたサイズのホイールを入れるわけでもなく、逆順で進めたって特に問題はないわけです。

納車時点では純正の16インチホイールが装着されており、さすがに見栄えが良くないので早く18インチか19インチにしたいなということで履かせたいホイールはいくつか考えていました。

社外ならエンケイの「GTC02」か「PF07」、純正流用なら210系クラウンアスリート純正18インチ(スパッタリング塗装)あたりが主な候補でした。社外ホイールの候補をエンケイに絞った理由としてはVIP的なヤツよりはスポーツ寄りのデザインが好きなのと、有名どころの軽くて丈夫でよく走るホイールを買うなら、なんだかんだエンケイは割と安めでお財布に優しいというのがあります(RAYSは高い……)。

純正流用でニチャつきオタクになるのも一度はやってみたいと思っていますが、今回はいい個体が出てこなかったので、いつかまた何か思いついたらで。

とにかく、その候補のひとつであったPF07のいい感じの中古品を見つけたのですかさず買いに走ったというわけです。

7本スポーク・ワンピースのアルミ鋳造スポーツホイールで、フォルム的にはWORK EMOTION T7Rあたりとちょっと似ていますかね。T7Rと比べるとPF07は悪く言えばそっけない造形というか、真正面から見たらリムの円とひねりのない一直線のスポークだけというシンプルすぎるほどシンプルなデザインなので、機能美とも言える反面、ちょっと好みが分かれそうな感じ。

斜めから見れば意外と表情はありますし、スポークが最大限長く見えるデザインのおかげで、20インチとかの極端なインチアップをしなくてもホイールを大きく見せられるので走りやすさとのバランスを取りやすくていいんじゃないかなと個人的には思っています。

話を戻すと、今回購入したPF07のホイールサイズは前後通しで8J×19+45。目立った傷や汚れはなく、距離的にも年数的にもあまり経っていないんじゃないかなと思えるコンディションでした(1本のリムが小さく削れている箇所があったぐらい)。これに溝も製造年もまだまだ余裕のあるタイヤが組まれた状態で、お値段は76,890円。

同サイズのPF07を新品で4本買うと、ホイールだけで定価ベースなら24万円、実売価格ベースで安いところで買っても15万円近くするはずですから、このコンディションでおまけにひとまず使えるタイヤもついて半額ぐらい(+工賃)ならそりゃあ買いますよ。良いめぐり合わせでした。

細かいことを言えば、違和感なく履けるサイズではあっても本命のサイズではなかったんですけどね。8Jまではすべて「Fフェイス」、8.5Jの一部サイズや9J以上は「Rフェイス」というデザインの違いがあって、後者になるともっとコンケイブが深くてカッコ良くなるんですよ。

この点は実物を見るまでは迷っていたのですが、そもそも15インチや16インチのイメージで「PF07のFフェイスってなんかのっぺりしすぎでダサい」と思っていたものの、さすがにこのサイズまで来るとFだRだという境目にとらわれずともそれなりに見栄えはしますし、嫌味のない控えめなコンケイブが好みだったので杞憂でした。

装着前後の比較がこちら。形状的にはスポーツセダンらしさが高まって似合うと思いますが、こうして明るいところで見ると、プレミアムグレード専用のメッキモール付きサイドステップとダークシルバーのスポーツホイールがなんかちぐはぐだねぇという気も。余裕があれば窓枠のメッキモールとあわせてラッピングとかでブラックアウトしちゃえば締まりそうですね(そういうことをやり始めるとこのグレードを選んだ意味がなくなっていきそう)。

まだホイールの性能を実感できるほど乗っていないというのが正直なところで、今回は細かい話はしません。ただ、想定外に良かったのが、ついてきた中華タイヤ。トライアングルのSportex TH201ってやつでした。

アジアンタイヤの中でも三角って微妙な部類でしょ?という先入観があったものの、この銘柄に関しては良い意味で普通のタイヤですね。納車時には別のアジアンタイヤがついていたのですが、履き替え前後で16インチから19インチへと大幅にインチアップしているにも関わらず乗り心地が良くなったぐらいなのは思わず笑ってしまいました(※どちらも2022年製、溝6mmぐらいと状態はほぼ同じ)。まだウェットで乗っていないので最終的な評価はそこ次第ではありますけどね。

最近の中華タイヤ、意外と進化しているのかもしれません。はやく大好きなミシュランのパイロットスポーツ4Sだか5だかをこの車でも使ってみたいとは思いつつ、とりあえずTH201をしっかり使い切ってみるつもりです。

さて、掘り出し物のおかげで順番が前後してしまいましたが、次こそ車高調を入れたいところ。こんなホイールで純正車高は違和感がすごくて、早く下げたくてムズムズしています。リアはともかく、マークXの純正車高って前上がりなのが気持ち悪いんですよね……11月中か遅くとも年内にはなんとかしたい。

「車高調入れてホイール変えるぐらいでサラッと乗りたい」と思っていましたが、下手にホイールの向こうが見えてしまう開口部の大きいホイールを選んだせいで「2.5L車はブレーキ小さいのがさ~」とか余計なことが気になり始めており、大変よろしくない流れです。どこまでやるかはこの先何年乗る気があるかとのバランスなので、慎重に行きたいですね。

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